国立2次試験・前期試験まで、1週間となりました。
今回は、よく出題されるものの、意外に受験生が苦手としている問題をとりあげてみましょう。
問題はこちら
http://yst-juku.com/wp-content/uploads/2019/02/190218.pdf
漸化式と確率の融合問題です。
因みにこの問題は、北海道大学の文系の過去問です。
文系であっても、この手の問題は出ますので、要チェックです!
まず漸化式ですが、受験生にこの手の問題を演習させると「まずは1番目と2番目の関係を考え、次に3番目を出し、その後帰納的に推測する」ということをやります。
この作業自体は、問題の具体的な関係性を見極めるためにはとても大切な作業です。
でも、漸化式を立てることが設問が要求していることですので、この作業はあくまでも「草稿」として問題用紙の余白等にやるべきことです。
答案に書くべきことではありません。
では、答案には何を書けばいいのでしょう。
漸化式を立てる問題の場合には、「考え方」にも書いた通り、既にn番目までが終了している(n番目が既成事実となっている)ところから始めます。
そして答案にはn番目とn+1番目の関係を記述していくことになります。
(間違っても1番目と2番目の関係を考えて、その後3番目は・・・ということを書いてはいけません)
それでは、直前チェック頑張ってみて下さい!
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