昨日は高校塾の日でした。高校の定期考査が終わったばかりの塾生から「数学がクラスで一番でした!」といった嬉しい報告を頂きました。
勿論、勉強は、学校やクラス内での順位を競うためにするものではありません。自分の納得のいくところまで精進をするのが勉強です。その結果として順位がつくものです。
でも、「クラスで一番」という報告を受けると、私としても素直に嬉しいですし、何よりも本人にとってのモチベーションの維持にもつながります。
以前も高塾生から「数学が学年の文系で一番になりました」という報告を受けたことがあります。県内でも有数の進学校の生徒です。
ではこの2人がどういう勉強をしていたかというと、一言で言えば、「反復学習」です。彼らがテスト前に取り組んでいるのは、教科書と学校指定の問題集です。これを何度も何度も反復して解き直す。そして分からないところがあると、質問してきます。時間がある場合には「類題を出して下さい」と、問題をリクエストする場合もあります。この繰り返しです。
数学は「解き方の発想こそが大事」な科目だと思っている人が多いと思うのですが、あえて誤解を承知で言えば、数学は「バリバリの暗記科目」です。では、何を暗記するかというと、「解き方の型」を暗記するんです。問題集を何度も解いていると、次第に答えを暗記してしまうようになります。時々、「問題集の答えを覚えてしまいました、これでもいいんでしょうか」という相談を受けることがあります。その都度私は「答えはドンドン覚えて下さい。数学の勉強で大事なのは、解き方の道筋、解き方の型を身につけることです。ですので、答えを覚えてしまっても全く問題ありません」と回答するようにしています。というか、「答えを覚えるくらいに問題集をやっている」というのは、ある意味、本当にすごいことです。答えを覚えるくらいまで問題集をやりこなせば、結果として、「解き方の型」も自ずと身につくものです。
皆さんも、この境地に達するよう、頑張りましょう!
それでは今日はこの辺で。
◆YST進学研究会◆
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