ここに2人の受験生がいるとします。
Aさんは、中学校3年生の夏休み直前まで、部活動に時間を多く費やしていたため、学校の成績[評定平均]はイマイチでした。
でも、夏休みからは気持ちを切り替えて、受験勉強に専念しています。その結果、成績がグングン伸びてきています。
Bさんは、普段からコツコツ勉強するタイプですが、範囲の広い模擬テストや入試問題タイプの問題になると、なかなか点数が取れません。
そんな2人の評定平均(5.0満点)と入試での点数(500点満点)は以下の通りです。
☆Aさん 評定平均3.6 後期入試370点
☆Bさん 評定平均4.3 後期入試330点
2人の成績を、後期入試の合否基準と照らし合わせてみましょう。
①評定平均 : 入試の点数=4 : 6 の場合
Aさんの得点=73.2点
Bさんの得点=74.0点 となります。
[評定平均40点満点+入試の得点60点満点=100点満点]として計算をしています。
②評定平均 : 入試の点数=3 : 7 の場合
Aさんの得点=73.4点
Bさんの得点=72.0点 となります。
[評定平均30点満点+入試の得点70点満点=100点満点]として計算をしています。
①では、Bさんの方がトータルでは上回っていますが、②になるとAさんの方が点数が上になります。
これで、[評定平均] : [入試の点数] の割合が、4 : 6 なのか 3 : 7 なのかという要素が、決して無視できないファクターであることがお分かり頂けると思います。
勿論、多くの受験生は評定平均がよければ入試の点数も高得点を取る傾向がありますし、評定平均があまりよくない場合には、入試の点数もあまり高得点が望めない場合がほとんどです。
でも、上記の例にあるAさんやBさんのように、どちらか一方が良くてもう一方があまり良くない場合には話は変わってきます。
ちょっとした点数の差で順番が変わってしまう上記のような例は、当然、想定しておかないといけません。
いずれにしても、ギリギリのラインで志望校を決めるのではなく、ある程度余裕をもって志望校を決めるようにすれば、何も問題は生じないとは思うのですが .....
以上、参考になれば幸いです。
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