4年前の高校入試から、前期・後期と2回の受験機会が設けられることになりました(定員割れによる2次募集を含むと3回)。
前期選抜の場合、初めの2年間は、全募集定員の20%が「募集枠」だったのですが、3年目からは30%に増えることになりました。
30%という数値は、旧・入試制度時代の「推薦入試」と同じ「募集枠」です。
一部の学科では50%・60%などのケースもありますが、基本的には今後も30%が維持されていくと思っていいでしょう。
前期選抜では、多くの場合、「本人の内申点(C)」+「部活動等の活動実績(D)」に基づき、各高校から選抜要件が指定されます。
(かつての推薦入試の際に必要だった中学校長の推薦は必要ありません)
例えば中学校の内申点が「4.3以上(C)」「3.9以上でかつ部活動において県大会出場(C+D)」といった具合です。
前期・後期選抜が導入された当初は、「20%」だったこともあり、前期で合格できる人はほんの一握りという印象がありました。
当時のブログや知恵袋等にも、同様の書き込みが多数あります。
でも今は「30%」になったことで、前期合格はより現実的な選択肢の1つとしてとらえられるようになりました。
前期選抜では人気の高い高校は倍率が3倍を超えるところもありますが、実は2倍未満のところもかなり多くあります。
例えば・・
宮城野高校・総合
平成28年度前期1.25倍(前年度1.29倍)
塩釜高校・ビジネス
平成28年度前期0.78倍(前年度1.08倍)
仙台工業・機械
平成28年度前期1.21倍(前年度1.29倍)
仙台工業・電気
平成28年度前期1.18倍(前年度1.57倍)
仙台工業・土木
平成28年度前期1.17倍(前年度1.56倍)
ですので、希望する高校の前期出願の要件を満たしているのであれば、今は積極的に受けるようにしたいところです。
ここまでは、データのみを見てきましたが、実際の高校の雰囲気を肌で感じ取ることも必要です。
そのためには、毎年6~7月頃に実施される、オープンキャンパスに参加するとよいでしょう。
実際、かつての塾生には「当初は仙台三高を第一希望にしていたにも関わらず、オープンキャンパスに行った結果、ピンとくるものがなく、宮城一高のオープンキャンパスに行ったら、とても気に入ったので、方向転換をして、宮城一高に合格した」女の子もいます。
校風や雰囲気は、数字には出てきませんので、オープンキャンパスは積極的に活用したいところです。
また、実際に高校に行ってみることで、「本当に入りたくなった」「絶対入る!」とモチベーションもアップすることになります。
とにかく、現在中学2年生の皆さんは、まずは中学校生活を頑張ること。
そうすれば、結果として「C+D」の評定も自ずとアップしていきます。
部活も頑張る! 勉強も頑張る!
これから中3の夏休みまでは、今まで以上に中学校生活に集中していきましょう。
その先にはきっと、前期選抜への扉が開いているはずです。
あとはオープンキャンパスに参加して、校風を肌で感じ取り、受験勉強のモチベーションアップに努めて下さい。
25日からは春休みです。
部活も頑張り、勉強も頑張って、1年後の入試に備えていきましょう。

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