私が東北大学を受験したのは、今から30年以上も前のことでした。
当時も今も、2次試験の科目は同じなのですが、1日目と2日目の試験科目が若干異なっていました。
現在は文系も理系も2日目に数学があります。
でも私が受験した当時は、1日目に数学がありました。
私が大学2年か3年の頃だったと思います。
東北大学の2次試験が2日目を迎えた時のことです。
実際に受験を終えた後輩たちに話を聞くと、何故かその年は2日目の欠席者が異様に多かったそうです。
みんなであれやこれや理由を考えた末に、1つの結論に至りました。
1日目の数学が難しく、自信をなくしてしまった受験生が2日目を欠席したのではないだろうか。
確かに、その年の数学は難しかったと記憶しております。
そんなことがあったからでしょうか。翌年から2日目に数学が組まれるようになって現在に至っています。
さて・・・
数学が難しいことで言えば、私の知人(Sさん:3浪・男性)で東北大学の医学部(現在の医学科)を受験した人がいました。因みに受験したのは私と同じ年です。
ということは、1日目に数学を受験しておりました。
その夜、数学で納得のいく答案を書けなかったSさんは、一人やけ酒をあおったそうです。
2日目の朝、待ち合わせたSさんは酒の臭いをプンプンさせていました。
私:「どうしたのSさん」
S:「いやあ、昨日の数学が全然解けなかったから、やけ酒しちゃった」
私:「・・・」
Sさんは苦笑いをしていましたが、私は掛ける言葉に困ってしまいました。
自信なく2日目の理科に臨んだSさん。
結果はというと・・・
なんと、合格!
見事、東北大学の医学部に合格していたのです。
昨年の東北大学の数学は、ここ数年を見る限り、極めて解きやすい問題ばかりが並んでいました。
そのリバウンドがくるかどうかは分かりませんが、幸いなことに数学は2日目にあります。
東北大学に限らず、2次試験の数学はいちばん差がつきやすい科目です。
計算ミスやちょっとした問題の読み違えが致命傷になりかねません。
そうならないためにも、とにかく良質の入試問題を(できれば時間を計って)解き、本番に臨みたいところです。
2次試験前期日程まであと3週間。
まだ、たくさんの問題に取り組むことができます。
自分の可能性を信じて頑張っていきましょう!
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