「今通っている塾が3月いっぱいで終わってしまうんです。4月から通う塾を探しているんです。」
今から何年か前のこと。1本の電話が鳴りました。
塩釜市在住の中1生(Nさん;4月から2年生)のお母様からのものでした。
まずは、日程を調整して体験授業を受けて頂くことにしました。
そして・・・
新年度になり、Nさんが通ってくることになりました。
入塾直前の学年末テスト。
Nさんは5教科で290点位の点数でした。今まででいちばんよくて350点位ということでした。
新年度、公立中学校の進度はメチャクチャ遅いのですが、逆にそれを幸いと、当YSTではドンドン進んでいきます。
1学期末テストの試験範囲を予想して、そこまできたら今度は復習に重点を置くようにしました。
それと同時に、自宅での学習方法もアドバイスしました。
中間・期末テストの際には、ほとんどの中学校で学校指定のワークの提出があります。
これは、2つの理由があります。
1つ目は自宅学習をキチンとしているかどうかを学校がチェックするため。
そして2つ目が、このワークを何度も復習しておけば、テストではいい点数がとれますよ、だから事前に頑張ってワークをやっておくようにね、という学校側からのメッセージが込められているんです。
特に理科・社会の場合には、この「ワークの復習」が威力を発揮します。
ということで私はNさんに
「学校のワークは1週間前には終えておくこと。そして残り1週間で、それを何度も繰り返す。理科・社会はこれだけで十分だから」
とアドバイスしました。
もっともこの内容は、Nさんに限らず、私はすべての塾生に対して口酸っぱくなるまで伝えています。
でも、1週間前にワークを終えている人は数えるほどしかいません。
そんな中、Nさんは1週間前にはキチンとワークを終えていました。
当YSTでは、テスト1週間前から毎日塾を解放しています。
勿論Nさんは、毎日通ってきました。
彼女がどのような勉強をしていたのかというと・・・
まずはワークの復習です。
隣で、とある塾生が慌ててワークを解いている(というか埋めている)のをよそに、Nさんはワークをコツコツ復習していきます。
更にNさんは、1冊のノートを持参していました。
塾生の勉強の邪魔をしてはいけません。
私は、Nさんが使っているノートをさりげなく覗いてみることにしました。
学校のノートではないようです。
理科・社会の「まとめ」をするためのノートのようでした。
教科書や学校のワーク、更には塾の問題などで間違ったところや大事な箇所を自分なりにまとめているノートでした。
さすがに数学と英語は、ワークの復習だけでは高得点は望めません。
教科書に沿った、良質の問題を数多くこなすことで知識がより深まってきます。
Nさんは、塾で作製した試験範囲用の問題もコツコツとこなしていきました。
そんなこんなで1学期末のテストが無事終了しました。
その結果、Nさんは5教科で一気に400点越えの点数をたたき出しました!
コツコツ努力を積み重ねていく大切さを、逆に私がNさんから教えて頂いたような気がします。
以降、Nさんは常に400点以上をキープできるようになりました。
そして高校入試に臨みました。
勿論、第1志望の高校へと入学していきました。
【 住 所 】 多賀城市下馬3丁目2-13
(国道45号:白松が最中さん向かい)
(共進不動産さん2F)
【電話番号】022-366-9415
【営業時間】16:00~21:40
【最 寄 駅】 JR仙石線下馬駅から徒歩3分
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