少し前の話になりますが、夏休み明けに入塾してきたT君(当時:中2生)という男の子がいました。
屋外でプレーする運動部に所属していて、小麦色に焼けた顔がとても印象的なお子さんでした。
入塾前の成績は、中間・期末でコンスタントに毎回400~410点といったところでした。
入塾後、T君の成績は一気に上昇に転じます。
入塾後の2学期中間テストから中学校卒業まで、T君は450点台をキープし続けました。
高校入試では、第1志望の仙台三高に合格しました。
さて・・・
本題はここからです。
合格が決まってから、私は、T君に普段どんな勉強をしていたのか聞いてみました。
塾に入る前、自宅で勉強をすることはほとんどありませんでした。
中間・期末前の1週間しか勉強をしていませんでした。
それで、YSTに入塾してからなんですが・・・
塾での勉強以外、やはり自宅では勉強しませんでした。
僕って、だめな塾生ですね(笑)。
いろいろ話をしていくと、自宅で勉強をしていなかったというのは、謙遜でも何でもなく、どうやら本当のことのようでした(笑)。
でも、このエピソードには、「中学生は普段、どのような勉強法を心掛けるべきか」という問いに対する答えが潜んでいると思うんです。
勿論、勉強をする意味をどこに置くかということもあるのですが、ここでは、単純に「中学校での(中間・期末)テストで、よりよい点数を取ること」としましょう。
それまで中間・期末で400点だったT君は、夏休み明けに週2回、当YSTに通ってくることになりました。
その結果、それ以降のテストでは、450点をキープするようになりました。
勉強環境が唯一変わったのは、「週2回、塾に通ってきたこと」だけです。
普段、400点を取っている人なら分かると思うのですが、そこから50点も上げるの並大抵のことではありません。
当YSTでは、1回あたり2時間40分の授業を行います。
といういことは、1週間につき「2時間40分×2回」の授業が、T君には合っていたということになります。
とはいうものの、当YSTの授業では特別なことをしている訳ではありません。
丁度、学校でやっている単元の問題を、実際に手を動かして、その場で解いていきます。
間違った場合には、解き方を確認し、類題に再チャレンジしてもらいます。
当YSTでやっていることは、これがすべてです。
塾によっては、事前にテキストを配布しておいて、次回の授業は「○ページから△ページまで解いてくるように」と言って、授業でその解説を行うところもあります。
あらかじめ勉強をしていくことは確かに大切だと思うのですが、そのページが本人にとって、そのタイミングでピンポイントで必要な単元かというと、必ずしもそうとは限りません。
ましてや、この場合には「解説を聞くこと」が授業の中心になりますので、どうしてもう受け身になってしまいます。
でもT君は、1回2時間40分、頭をフル回転させて、まさにそのタイミングで自分が必要としてる単元の問題に取り組みました。
それを、1週間に2回も行いました。
学校で習ったばかりの単元の問題を、実際に自分の手を動かして解いていく。
間違った問題は、即、同じような問題を解き直し、知識を定着させる。
これこそまさしく、中学生が普段行うべき勉強法だと私は思うんです。
学習塾の使命とは、私は常々
「子どもたちの勉強のペースメーカーであること」
だと思っております。
これからも、お子さん1人1人にとってピンポイントで必要な問題を、適宜、提供していきたいと思います。
【 住 所 】 多賀城市下馬3丁目2-13
(国道45号:白松が最中さん向かい)
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