
数学の問題には、よく図が描かれていることがあります。
ほとんどの場合、この図を利用して解くことになるのですが、時々、図が正確でなかったりすることがあります。
あるいは、(2)、(3)と問題を解き進んで行くと、(1)で描き込んだものが邪魔になり、消しゴムを使って図をきれいにし直してから解くこともあります。
図形の問題を扱う場合、与えられた図で間に合うのであれば、それに越したことはないのですが、どうしても自分で図を描いて解かなければいけない場面が出てきます。
さて・・・
実際に、図形の問題や関数の問題をスラスラ解いている人を見ていると、無意識のうちに新しく図を描いて解く人が多いです。
当たり前と言えば当たり前なのですが、図はフリーハンドとはいえ、正確に描く必要があります。
角度が30°だと言っているのに、60°っぽい図を描いていたのでは正しい発想が出てきません。
勿論、スラスラ解く人というのは、(無意識に)正確に描いています。
私は、高3の時、数学の先生に
「図は大きく正確に!」
という金言を頂戴しました。
正確に描くことも勿論大切なのですが、チマチマした小さな図では、本来出るはずの発想も出てこなくなります。
ですので、大きく描くことも必要になってきます。
図を描いている時間がないという人もいるかもしれませんが、日頃の演習時から図を描いて考える習慣をつけていれば、ちょっとの時間でも「大きくて正確な図」が描けるようになります。
高校入試までまだ2ヶ月あります。
今からでも遅くありませんので、図形がからむ問題は、その都度「大きくて正確な図」を描いて解く習慣をつけるようにしましょう!
(画像は、昨日の中3の授業の問題。印刷されている図が小さいので、図を大きく描き直しています)
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